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ウワノキカクのキカクメモ

Uwano Takao 広告会社でのストラテジックプランナーの経験を経て、2016年夏に独立。より人の心を動かし、多くの人に届くマーケティングコンセプトの企画と事業のコンサルティングを行う「ウワノキカク」にて事業を展開しています。傍ら、教育関係者の支援事業を行う一般社団法人コアプラスの理事を務める。人を想い、社会のための情熱で行動する人の思いを、事業として継続的に成り立つカタチに変えていくことをお手伝いしています。

目標を常に達成し圧倒的な成果を出すハイパフォーマーになるための前提と方法

今日はシェアハウスに一緒に住む仲間のぐらふと一緒に、家の近所の温泉に行ってきました。

 

連日の仕事と飲み会、家に帰れない毎日で満身創痍だったので、疲れを取りに温泉に。

 

 

 

湯に浸かりながら、人生について語り合う。

 

彼は笑顔で話を聞いてくれるので、どんどん僕は思っていることを吐き出していく。

 

自分がどの様な考えで生きているのか。

 

何を求めて会社を辞めたのか。

 

会社を辞めることを決めた後から今日に至るまでの間の短い期間ですら、目まぐるしく自分の考え方が変わっていっていること。

 

 

 

ぐらふに導かれるままに僕の口から出てきた、今の僕の中に明確にある「生きる・働くの前提になる考え方」の基礎は、「人間は、一人ひとりの能力に大きな差なんてないし、それぞれが出来ることも想像以上に限られている。」という、ある種の人間に対する諦めだった。

 

余談だが、こうした考え方を諦めだと感じるのは、以前の自分が過剰に人間に対して期待していたからかもしれない。

 

より正確に言えば、「自分は周りの人間よりもすごい」と思い込んでいたからだろう。

 

表向きでは謙虚に振る舞いながらも、ハラノソコでは、いい大学を出て、大きな会社に入って…という、わかりやすい「成功の道」(批判を込めて括弧書きにしています)を辿っていた自分に胡座をかき、周囲の人間を見下していたのかもしれない。

 

そんなことを、今日は感じた。

 

 

 

「人間は能力的にはみな違わない」「一人ひとりの人間にできることは非常に限られている」ということを前提にすると、説明できないような揺るぎない事実が立ち現れる。

 

それはスティーブ・ジョブズ孫正義柳井正イチロー石川遼などの様な『圧倒的なハイパフォーマー』とそれ以外の人間の違いは一体何か」という問い。

 

彼らと自分の比較したとき、そこには圧倒的な才能の違い、人間として持っている能力の差異があるような気がしてならない。

 

「ほら、人間、やっぱり持って生まれた才能だよ。」

 

「自分には同じことは何年かかっても絶対にできないし、人間の能力にはやっぱり大きな違いがあるんだ。」

 

そんな風に考えた方が合理的な現実を、私たちはいくらでも例をあげることができます。

 

それでも私が人間の圧倒的な能力の違いを否定するには、理由があります。

 

 

 

私は、ある人が圧倒的な結果を出せる理由は、「能力が高いから」ではなく、「勘所を押さえて行動し続けるから」ではないだろうかと考えています。

 

ポイントは「勘所を押さえる」と「行動し続ける」の2つ。

 

「勘所を押さえる」とは、テコの原理をもちいて小さな力で大きなものを動かすように、「小さな力で大きな変化を促す、最も効率の良いやり方を見つける」ということです。

 

身体のツボを刺激して、狙った不調を治すように。

 

構造を計算して爆弾を設置し、ビルを解体するように。

 

重要な箇所を押さえて、短時間の勉強で高い点数を出すように。

 

世の中には、「こうしたら変化を起こせる」という勘所を見抜くのが上手な人がいます。

 

もし仮に、「人間には能力の差がある」と言うとすれば、この勘所を見抜く力に差があるということでしょう。

 

しかし、この力も決して天賦の才ではありません。

 

起こしたい変化を見定め、その実現のために時間をかけて考え抜いた結果に得られる「発見」なのです。

 

時間と経験の積み重ねによって「見えるようになるもの」です。

 

 

 

そこで2つめのポイントである「行動し続ける」が出てきます。

 

定めた目標、起こしたい変化のために、人に聞いたり、関連する本を読み漁ったり、自分なりに考え、その内容を人にあててフィードバックをもらったり、実際にやってみて反応を見たり…。

 

1つの目的のために行動し続けること。

 

それによって、変化を起こすために最も効率の良いポイントが見えてきます。

 

そして、どれだけ効率のよいポイントであろうと、1度叩いたくらいでは変化はおきません

 

何度も何度も、あきらめることなく、叩き続けることで変化を起こすのです。

 

1989年11月9日。

 

世界を二分する社会思想である資本主義と社会主義の対立を象徴する「ベルリンの壁」が崩壊した日。

 

これが大きな引き金になり、社会主義が崩壊し、資本主義が世界を支配する時代に入った。

 

「壁を打ち破る」という目標のもとに、壁をたたき続けた人たちがいた。

 

その時壁を叩いていた人たちが自覚していた目的は、ただただ物理的な障壁としての壁を打ち破ることだったかもしれない。

 

しかし、その人の無意識の中には「この壁を打ち破ることで、世界を変えてやる」という目的意識があったのかもしれません。

 

その目的に対する思いの強さと「どうすれば社会を変えられるか」と思い悩み続けた人々の蓄積が、あの変化を現実のものにしたのです。

 

 

 

目的を定めて思考と行動を積み重ね続け、変化を実現するための勘所を把握し、一点突破で叩き続けて、壁を打ち破る

 

これが、高いパフォーマンスを出している人がやっていることです。

 

そう考えれば、大切なことは大きな力で壁を叩ける能力ではないことは明らかです。

 

狙いを定めて行動を積み重ね続ける

 

これが、本当に必要なこと。

 

高い能力ではなく、目的のために一点突破で行動し続けることができるかどうかが、結果に関する大きな差を生じさせます。

 

 

 

そして、一人ひとりの人間にできることは、非常に限られています。

 

自分が思っている以上に、自分にはできないことがたくさんある。

 

そう謙虚に捉えれば、限られたエネルギーを1つの目的の達成のためだけに集中させられるかどうかが鍵になります。

 

これが、選択と集中」の本質です。

 

仮に人間に10000のエネルギーがあれば、いろいろなことに手を出してもそれぞれで結果が出せるかもしれません。

 

しかし、実際は10しかエネルギーがないのであれば、その全てを1つの目的のために注いだ人とそうでない人とでは、圧倒的な差が生まれるのは明らかです。

 

「ハイパフォーマー」と言われる人は、果たしたい目的が明確で、エネルギーのすべてをその実現に注ぎ、かつ、それに向かって行動を継続します。

 

それによって積み重ねて来た量が普通の人とは大きくことなるから、大きな成果が出せるのです。

 

 

 

一方、そうした人は、プライベートが崩壊しているということをよく言われたりもしています。

 

地位やお金はあるけれど家庭が崩壊しているということは、よく耳にするところです。

 

そうならないための目標設定の仕方は別の機会に触れますが、仕事だけにすべてのエネルギーを注いでしまうことには、代償がつきまといます。

 

多くの人は、その代償を避けるために、複数のものをバランスよく一定程度実現する分散投資の道を選びます

 

だから、1つの圧倒的な結果を生み出すことはありませんが、それなりにバランスのよい生活の中で幸せを実現することができます

 

 

 

このように、「人間は能力的にはみな違わない」「一人ひとりの人間にできることは非常に限られている」ということを前提に物事を考えると、大きな成果をあげるための仕組みは非常にシンプルだということが説明できますし、また、「本質的なところではその生き方を求めていないから大きな成果を出すことをしない」という判断を無意識でしていることもわかります。

 

こうした前提に立った上で、自分の幸せや生き方、行動の仕方を検討していくことが重要ではないだろうか。

 

そんなことを考えた、9月1日の温泉談義でした。