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ウワノキカクのキカクメモ

Uwano Takao 広告会社でのストラテジックプランナーの経験を経て、2016年夏に独立。より人の心を動かし、多くの人に届くマーケティングコンセプトの企画と事業のコンサルティングを行う「ウワノキカク」にて事業を展開しています。傍ら、教育関係者の支援事業を行う一般社団法人コアプラスの理事を務める。人を想い、社会のための情熱で行動する人の思いを、事業として継続的に成り立つカタチに変えていくことをお手伝いしています。

「コミュニケーション」の有効性を高める5つのチェックポイント

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(1)人は皆、コミュニケーションに課題を抱えている

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「自分はコミュニケーションが苦手だ」と感じることは、ほぼすべての人が感じたことがある感情ではないでしょうか。

それは、人間がコミュニケーションという営みから決して逃げることができないという事実があるからです。

この世に生を持って生まれたときから、私たちは常に誰かとコミュニケーションを取り続けています。

 

常に取り続けているコミュニケーション。

人間には「100%」「絶対」はありませんので、当然「うまくいった」と思えるときもあれば「うまくいかなかった」と思ってしまうこともあります。

 

では、コミュニケーションが得意な人と苦手な人が存在するのはなぜでしょうか

 

それは、コミュニケーションには「技術」があるからです。

訓練すれば上達する「技術」としての側面がコミュニケーションにはあります。

 

そして、「技術」があるということは、同時に上達するための「知識」があるということですし、「知識」があるということは「原理・原則」があるということです。

 

その「コミュニケーションの原理・原則」を知っている人は、意識的に「コミュニケーションの技術」を高めることができます。

その知識をフル活用し、日々あらゆるシーンで繰り返されているコミュニケーションの場で実際に試行錯誤を繰り返し、自分なりにうまくいくコミュニケーションの在り方を確立していきます。

 

一方、そうしたことを知らない人は、日々無限に繰り返されるコミュニケーションの中で、なぜうまくいかないのかを自分で判断することもできず、苦しい時間を重ねる事になってしまいます

 

すべての人が苦労した経験を持つ、コミュニケーションの課題。

それを乗り越える方法があるとすれば、知らずに過ごすことはとても大きな損失ではないでしょうか。

 

 

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(2)「コミュニケーション」とは

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「2人の人間がいれば、そこに『社会』が生まれる」と言われますが、その考え方に則り、同様に「2人の人間がいれば、そこに『コミュニケーション』が生まれる」と言うことが出来ると考えています。

 

2人以上の人間の間で、何かしら関係性に変化があったとすれば、そこには必ずコミュニケーションが存在します。

 

なぜなら、コミュニケーションとは「人間関係に変化を及ぼすことそのもの」を指すからです。

人間関係に変化をもたらさないコミュニケーションは存在しません。

多かれ少なかれ、何かしらの関係性における変化が生じることが、コミュニケーションの本質です。

 

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【「コミュニケーション」とは】

誰かが誰かに何らかの方法で情報を伝え、

気づきや驚きを与えることを通じて、

関係性に変化を起こすこと。

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こうした定義にしたがって、「コミュニケーションの有効性を高める5つのチェックポイント」を見ていきましょう。

 

 

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(3)コミュニケーションの有効性を高める

   5つのチェックポイント

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上述の定義にしたがって検討すると、コミュニケーションには大きく2つの特性があることがわかります。

 

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【特性1】構造

「刺激(=Stimulus)」が「価値観(=Sense of

Values)」を通じて「反応(=Response)」を生む

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コミュニケーションとは、相手に対して外的な刺激を与えることから始まります。

 

相手はその刺激を自分の中で自身の価値観に沿って解釈します。

 

そして、何らかの反応を示し、互いの関係性に変化を生じます。

 

こうした一連の流れがコミュニケーションの構造です。

 

反対に言えば、外的な刺激を相手が受けることなくしてコミュニケーションは成立しません。

一切の刺激を受けることなくコミュニケーションは成立しないので、コミュニケーションは本質的に相対的なものであるといえます。

 

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【特性2】5つのチェックポイント

①主体と対象【Who & Whom】

②伝達方法【How】

③情報【Information】

④気づき・驚き【Finding】

⑤関係性の変化【Relationship】

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このコミュニケーションには、その有効性を確認・検討するための5つのチェックポイントがあります。

 

 

<「コミュニケーション」の有効性を高める5つのチェックポイント>

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この5つのチェックポイントを検討し、「それぞれが明確になっているか」「その内容や方法は適切か/改善できる余地はないか」「どの様な理由でそのポイントを強く支持することが出来るか」「これらの要素に自分としての意図はあったか」「受け手の視点に立った伝達ができているか」「受け手としてどの様な態度で臨んだか」などを整理することで、自分のコミュニケーションの癖を知ることができます。

 

すべてについてはここでは触れられませんが、コミュニケーションの有効性を高める上で最も忘れられがちな「④気づき・驚き【Finding】」については、特に「伝える」側に立つときのことを考えると意識していただければと思います。

 

「自分が言ったことが相手に正しく理解されていなかった」「指示したはずのことが遂行されていなかった」など、自分の意思を伝えたはずなのに狙った結果が得られなかった場合には、大抵この「④気づき・驚き【Finding】」でズレていることが多いです。

それはすなわち、自分にとっては重要であった情報と相手にとって重要だった情報がイコールではなく、伝えたかった情報が「重要ではない情報」として捉えられてしまったということが生じています。

 

どういうことかと言うと、伝達した側としては「その情報は気付きのある新情報だ」と思って伝えたはずなのに、何らかの理由によって受け手には「特に気づきのない旧情報(≒既知情報)だ」と認識されてしまったということです。

 

人間は、新しい情報や違和感のある情報など、自分にとって気づきや驚きといった感情を喚起する情報を強く記憶します。

「言いたかったことが理解されていない」「指示が遂行されていない」といったことの裏には、「受け手がその情報に気づきや驚きを見出さなかった」ということがあります。

 

そうしたことを避けるためには、最もベタな方法としては、「これは重要なところだが〜」「今回伝えたいのは〜」「大切なのは〜」といった、「これは重要な情報である」という気づきをもってもらうための言葉を追加して伝えてあげることが有効です。

これは、「情報そのもの」では相手に対して気づきや驚きを持ってもらうことができないかもしれないので、「言葉の使い方や表現の仕方」を使ってその重要性を伝えるという方法です。

 

理想を言えば、自分と相手の情報に対する重要感の認識が一致していれば心地よいのですが、互いが立つ前提が違うときには情報の重要性の認識がズレてしまうことが多々あります。

そうしたときには、「私は重要だと認識している」ということを明確にしなければなりません。

  

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コミュニケーションの定義とそこから導く有効性を高める5つのチェックポイントをご紹介しました。

 

すぐに実際の生活の中で使いこなすことは難しいかもしれませんが、まずは「伝える」側に立ったときに「いかに意図した通りに伝えるか」を検討する枠組みとして活用してみてください。

 

 

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t-uwano.hateblo.jp